甘美なる音楽の世界　ミュージカル最高傑作！　『オペラ座の怪人』の音楽の魅力

オペラ, ミュージカル, 映画, 物語

こんにちは！　物語屋のひっひーです。今回はミュージカル『オペラ座の怪人』が大好きだという個人的な想いを記事にしようと思っています。

怪人と聞くと、怖そう、ホラーなの？　というイメージを持たれるかと思います。それもオペラ座って、行ったことないよぅと思われる方も多いでしょう。

その予想通り、怖いです。ガストン・ルルーの原作小説『オペラ座の怪人』はジャンルでいえば「ホラー・ミステリー」に区別されるので、読んで見るとかなり不気味な雰囲気が漂っている……。

ですがミュージカル版は原作とはやや話の筋が異なります。スポットが当てられているのも、ミステリー要素ではなく怪人とヒロイン・クリスティーヌ、ラウル・ド・シャニュイ子爵の三角関係です。ただ、お子さんが見るにはハードな場面も終盤にあるので、トラウマになってしまうかも。

とりあえず、ポスターを見てみましょう！

これが映画版『オペラ座の怪人』のポスターです。クリスティーヌかわいい……ゴホン！　そうじゃないそうじゃない。ヒロイン・クリスティーヌ役のエミー・ロッサムの容姿を褒めていたらそれだけで一つの記事になってしまいます。脱線しないよう気をつけなければ。

見るべきは怪人（ファントム）です！　白い仮面をつけていますね！　この仮面の下には恐ろしい異形の顔が隠れていて……。仮面の下はぜひ映画本編をご覧になってください！　なかなか、恐ろしい顔です。

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作曲家が凄い！

まずミュージカルを語る上で外せないのが音楽です。ミュージカル史をたどれば数多くの名ナンバーが存在し、どれも甲乙つけがたい胸に沁みる素晴らしい音楽ばかりなのですが、数あるミュージカルの中でもとりわけ名ナンバー揃いなのが『オペラ座の怪人』です！

『オペラ座の怪人』の音楽を作曲した人、アンドリュー・ロイド・ウェバーさん！　この方実は凄い人で、『オペラ座の怪人』以外にも『キャッツ』や『エビータ』といった名作ミュージカルとして知られるミュージカルの作曲もされています！　現代のモーツァルトと呼ばれているんです！

そんな人の音楽がいい曲じゃないわけがない！　そうなんです。皆さん一度は耳にしたことがある名ナンバーから物語は始まっていきます。

ジャーン・ジャ・ジャ・ジャ・ジャ・ジャーン（伝われ笑）

物々しい音楽ですが、一気に世界観に引き込まれる素晴らしい音楽です。一度聴いたら耳から離れません！　この曲は後にタイトルナンバー「The phantom of the opera（オペラ座の怪人）」としてファントムとクリスティーヌによって歌われます。そして物語の終盤まで、このナンバーが引っ張って行ってくれます！

わくわくしてきますよね？　そう、ミュージカルは華やかに、楽しげに始まっていく。だから観る者を引き込む魅力を兼ね備えているんです。『オペラ座の怪人』は特にそうです。お化け屋敷に入る直前のような、何だか怖いし不気味だけど、わくわくが勝ってしまう。痛む奥歯を押すような、ショーケースに収められた宝石を見て唾を飲むような、危険な誘惑に恍惚としてしまうんです！

『オペラ座の怪人』名ナンバー一覧

さあ、ここまで書いたんだから、その名ナンバーとやらを教えやがれ！　と皆さんお思いでしょう。書きます。書かせていただきます！　ただし気をつけてください。一度聴けば、もはや後戻りはできません。怪人の虜です。

１．Overture（序曲）　物語の幕を開ける名ナンバー！

２．Think Of Me（シンク・オブ・ミー）　ヒロイン・クリスティーヌがオペラ『ハンニバル』の中で歌うアリア

３．Angel Of Music（音楽の天使）　歌手として覚醒したクリスティーヌが同僚の踊り子メグと歌う二重唱

４．The Phantom Of the Opera（オペラ座の怪人）　クリスティーヌの前に姿を現した怪人が自分の棲み家へと誘うナンバー。怪人に誘われるクリスティーヌが歌い出し、そこに怪人が乗っかる至極の二重唱

５．The Music Of The Night（ミュージック・オブ・ザ・ナイト）　棲み家にクリスティーヌを連れた怪人が甘く囁き掛けるように歌う独唱曲

６．All I Ask Of You（オール・アイ・アスク・オブ・ユー）　怪人に惑わされるクリスティーヌの目を覚まさせようとラウルが愛の告白をする場面。ラウルの想いに共鳴してクリスティーヌの愛も爆発！　物語最大の愛の二重唱。

７．Masuquerade（仮面舞踏会）　オペラ座で催される仮面舞踏会で流れる曲。関係者全員による歌とダンスは圧巻！　絢爛豪華さは他に類を見ない。

８．Wishing You Were Somehow Again（もう一度姿を）　自分の迷いを吹っ切るように、それまで溜め込んだ思いをクリスティーヌが爆発させる。

９．The Point Of No Return（もはや戻れぬ）　クリスティーヌの想いを悟った怪人がクリスティーヌを奪い返すために取る驚きの行動！　怪人の愛欲がだだ洩れの歌の殴り合いは大迫力！

１０．Down Once More（再び地下牢へ）　怪人が驚きの方法でクリスティーヌを拉致した後、棲み家へと戻る最中に怪人の心の叫びが始まる。そのままオペラ座の地下に連れられたクリスティーヌは怪人に結婚を迫られ……。何とも切ない怪人の嘆き！

１１．The Fainal Liar（怪人の愛の終わり）　助けにやって来たラウルが怪人に捉えられ、ラウルを殺すか怪人と結婚するかを迫られたクリスティーヌが決意を固める。そして怪人は自らを縛りつけていた愛の呪いから解放される。

ざっとこんなもんです。ですがこれですべてではありません。ミュージカルのいいところは、物語の筋を知れば知るほど面白いという点です。これはなかなか、小説や映画ではありません（ものによってはありますが）。そうさせるのは、やはり素晴らしい音楽があるからなのです。

皆さん、スマホで現代の歌手の方の歌を聴きますよね？　それは何度聴いても飽きず、いつしか歌えるようになっている。それと同じで、ミュージカルのナンバーも聴けば聴くほど魅力的で、歌詞を覚えればカラオケで歌うこともできるんです！

カラオケでミュージカルの愛のデュエットを歌うなんてのもまたロマンチックじゃないですか！　きっと皆さんにも気に入るナンバーがあるはずです。そして大抵のミュージカルナンバーは日本語訳でも歌われているので、そちらを聴いてみるのも一つでしょう。

ひっひー的イチオシはやはり「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」です。愛の二重唱。超ロマンチックです！　いつか恋人と歌ってみたいな……なんて思ってしまいます。ぜひお聴きください！

この写真は映画の中で「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」が歌われる場面のものです！　この写真だけで二人の愛が伝わってきますよね。

以下には『オペラ座の怪人』のサウンドトラックのリンクを貼っておきます。YouTubeやSpotifyでも視聴可能なのでお手軽な手段で甘美な音楽の世界に浸ってください！　一緒に僕が使用しているソニーのワイヤレスイヤホンのリンクも貼っておきます。超高音質で劇場以上の音響が楽しめるので、よければご一緒にご購入ください！



『オペラ座の怪人』を見る方法

ここまで見てくださった方は、きっと『オペラ座の怪人』を観てみたいと思ってくださったことでしょう。じゃあ肝心の、どこに行けば観れるの？　という疑問にお答えします。

今日ご紹介した映画版はDⅤDが販売されています。おそらく、アマゾンプライムでも視聴できるでしょう。

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他にも生のミュージカルが観たいという方は劇団四季で公演が催されているので、そちらからチケットを取り、劇場に足を運んでください。生のミュージカルはたまらないです！

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原作小説もございます。ミュージカル版とはやや話の筋が異なりますが、どこが違うのかを読みながら見つけていくのも面白い作業です。

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おわりに

今日は『オペラ座の怪人』の音楽の魅力を中心に書きました。最後まで読んでくださった方は、名ナンバー一覧をご覧になっただけで、物語の魅力を感じられたのではないでしょうか？

いずれ『オペラ座の怪人』本編について触れた記事も書きたいと考えておりますので、ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います。最後までご覧いただきありがとうございました！

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