間違いなく面白い! 迷わず読んでほしい小説5選

こんにちは! 物語屋のひっひーです。

面白い小説が読みたいけど、面白くなかったらどうしよう……。ランキングで上位でも、自分に合わないかもしれないし、途中で読むのをやめてしまうかもしれない……。

そんな方にもおすすめしたい、読みやすくて面白い小説を今日はご紹介します!

ジャンルは純文学、ミステリー、青春、時代、海外から各1作の紹介なので、「ミステリーが読みたいんだけど、これもこれも面白そうだな。どっちにしようかな」と悩むこともありません。これから紹介する作品に外れはないので、「えいや!」と購入して読んでみてください!

純文学の王様! 太宰治『人間失格』

太宰治? 文豪だし名前は聞いたことあるけど、小難しい話なんじゃないのと思う方もおられるかもしれません。ですがそんなことはないんです。一度手に取って本を開いてみてください。本編の1行目を読んだ瞬間、あなたはこの作品の虜です。

「恥の多い生涯を送って来ました。」

これほど秀逸な書き出しがあるでしょうか! ええ、どんな生涯だったの? と気になって仕方がないはずです。「人間、失格」タイトルも作中に登場します。

主人公大庭葉蔵が自らを人間失格と恥じる手記小説。ぜひ、ご一読を。

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傑作ミステリー! 東野圭吾『宿命』

数多くのベストセラーを発表して来た東野圭吾さん。そんな僕も東野ファンです! その中でも、『宿命』をおすすめします!

『宿命』は東野さんが今ほど売れてはいない時代に書かれた作品で、時代設定は1980年代と少し古いですが、その時代設定が作中で利いてきます。とにかくタイトルにある通り宿命ずくしなんです!

高校を卒業し刑事となった主人公、ある事件の容疑者としてかつての宿命のライバルと再会する。そんな宿命のライバルはかつての主人公の恋人を妻にしていて……。

東野作品といえば隅々まで作り込まれた設定と仕掛け。事件の本筋はもちろん、この作品は事件が解決した後からが本番! 驚愕の、大大大どんでん返しミステリー!

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若者の情熱と汗! 時代に翻弄されながらも自らを追い求めるピアニストの青春小説! 須賀しのぶ『革命前夜』

舞台は冷戦時代の東ドイツ。ベルリンの壁で隔てられた西側は資本主義社会で潤っているのに対して東側は社会主義体制が敷かれ徹底的な監視社会。密告に怯えながら生きる人々。そこに一人の日本人ピアニストが留学していくという物語。

歴史の渦、圧倒的な才能を前に必死にもがき、自分の音を追い求める物語は胸が熱くなります。計算された構成で、ただの青春小説ではなくミステリー要素も! あれが伏線だったか! あれにも意味があったんだ! クラシック音楽に詳しくなくても楽しめる、ひっひー的ナンバー1小説です!

読まないと損します!

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武士の友情 涙なしには読めない! 百田尚樹『影法師』

『永遠の0』で知られる百田尚樹さんですが、僕はあえて『影法師』を推します。いえ、どちらも傑作に間違いありません。一本芯の通ったキャラクターを書かせたら、これ以上の書き手はいません!

そんな百田さんの作品の中でも群を抜いて面白い、そして泣けるのがこの『影法師』です。

舞台は江戸時代、藩筆頭家老がかつての竹馬の友の訃報を知るというところから、主人公の回想が始まっていきます。頭脳明晰で剣の腕も達人級。そんな男が不遇の人生を送り、報われることなく死んだ。しかし主人公は竹馬の友に救われ続けていたことなど知る由もなかった……。

泣けます! 歴史が苦手でも楽しめます。そして読みやすい! ぜひ、日本男児の、そして侍の友情物語を堪能してください!

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海外小説は何が面白いの? これは間違いなし! ピエール・ルメートル『その女アレックス』

物々しい表紙……何だか怖そう。そう、怖いです。でもそれ以上に面白い。読んでいてこんなにドキドキ、ハラハラした小説はないかもしれません。

舞台はパリ。ある日一人の女が誘拐事件に巻き込まれます。警察は地道な捜査で誘拐犯を突き止めますが犯人は事故死。監禁場所に取り残された「女」の命が危ぶまれる中、タイムリミットぎりぎりで監禁場所を突き止めるが、すでにそこに女の姿はなく……。そして猟奇的な殺人事件が繰り返されていきます。

いったい何が起こっているのか。すべての鍵は一人の女性が握っています。そう、その女アレックスです。


おわりに

いかがでしたか? 面白そうと思った作品はぜひ手に取って見てくださいね。きっとあなたを非日常の世界に連れ出してくれます。読んで後悔はさせません! 

最後まで御覧いただきありがとうございました!

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